電気もどんな電気を誰から買うかの時代の到来
「消費は未来への投票」なんてことが言われ始めて久しいが、電力もどんな作り方をしているのか、環境にもやさしいのかどうか、選ぶ時代になった。
野菜などの生鮮品は、作っている農家の方の顔が見えるようになってきたように、電力も誰が作っているのか見える時代になったようだ。
今回、作家でクリエイターのいとうせいこうさんの「いまは中央集権ではなく自律分散の時代であり、太陽光パネルを分割してみんなで持ち合うことでエネルギーも分散化できる」というアイデアに、「電気を面白く選ぶ体験を広めたい」と考えるみんな電力が共感し、P2P電力トラッキングシステム「ENECTION2.0」を活用してこれからの電気のカタチを提案するプロジェクトを始動させたとのこと。
一方、アーティストとファンの接点はコロナ禍において激減しており、2020年リアルのライブエンターテイメント市場は前年比8割減の約1,300億円となり、約5,000億円の市場が消失したそう。
みんな電力は日本初、アーティストが再生可能エネルギーによる発電に参加でき、さらにアーティストの発電所でつくった電気を購入できる「アーティスト電力」を発売し、アーティストとファンが再エネでつながり、楽しみながら共に脱炭素社会づくりに取り組むことできる仕組みを開始した。
アーティスト電力の3つの特徴
とってもユニークで先進的な特徴でワクワクする仕組みができてる。
(2) 電気を利用することで、コロナ禍のアーティストや音楽関係者を応援できる
(3) 契約者限定ライブの開催!
アーティストの発電所でつくった電気をみんなで購入できる!
ブロックチェーン技術を活用したP2P電力トラッキングシステム「ENECTION2.0」を通じて発電量と需要量を30分ごとにマッチングすることで、アーティストの発電所でつくった再エネ電力を購入することができるとのこと。
ブロックチェーンを活用してアーティストがつくった電気をみんなで分け合うことになり、契約者専用のマイページで電力使用量におけるマッチング率を確認できるんだとか。
第1弾として、福島県二本松市にあるいとうせいこうさんの太陽光発電所の電力を先着100名限定で購入できる。
電気を利用することで、コロナ禍のアーティストや音楽関係者を応援できる!
毎月の電気料金の一部をアーティストや音楽関係者に届けることができ、好きなアーティストを簡単かつ継続的に応援できるんだって。
しかも、1円単位で電気料金の支払先がわかる「超明細」にて、毎月の電気料金のうち、アーティストや音楽関係者にお届けする金額も確認できるっていうんだから安心だし嬉しい。
契約者限定ライブの開催!
「アーティスト電力」にお申込みいただいた方のみを対象に、アーティストによるオンラインライブを開催。アーカイブ視聴もでき、電力をきっかけとしたアーティストとファンの接点を生み出すんだって。ファンにとってはこれが一番うれしいかも。
いとうせいこうさんのコメント
「みんなで一緒に電気を共有したい」
これは単に電力会社の新プロジェクトの枠を越えて、地球を豊かに覆い、文化を変えていくプロジェクトです。
電気料金の中にエンターテイメント代が入っていて、アーティストの支援にもつながる。そうやって、みんなで楽しく再生可能エネルギーの社会に変えていっちゃおうと。そしたらバタバタバタと僕らは新しい社会をつくれてしまっているかもしれないと思います。
ぜひみなさんのご協力をよろしくお願いいたします。
アーティスト電力の今後
今後のアーティスト電力ってどうなんでしょうか。
第1弾のいとうせいこう発電所を皮切りに、第2弾以降も順次検討していきます。
これまで電気を消費する側だったアーティストが電気の生産者となる「アーティスト電力」を通じて、アーティストとファンが一緒に楽しみながら脱炭素アクションができる仕組みを広げるとともに、電気を自由に選ぶことができる楽しさをお伝えしていきます。
とのことですので、これからが楽しみ。
電気契約って簡単に乗り換えられる(申し込み方法)
切り替えは簡単。
1.検針票(電気使用量のお知らせ)とクレジットカードを準備
2.お申し込みフォームからお申し込み
3.利用開始日をみんな電力からメールでお知らせ
4.アーティスト電力の利用開始(お申し込みから約3〜6週間)
・立ち会いや工事など不要
・初期費用や解約費用も不要
アーティスト電力の情報と詳細
【アーティスト電力公式ページ】
【みんな電力】
大手印刷会社で新規事業を担当していた大石英司が、再生可能エネルギー事業会社として2011年に設立。2016 年に発電者と生活者をつなぐ電力小売りサービス「顔の見える電力™️」を始めるなど、「納得感を持って選択する」という体験の提供にこだわり、2020年には清潔な空気環境の選択につながる空気環境改善事業「みんなエアー」を開始。今後もソーシャル・アップデート・カンパニーとして、独自のブロックチェーン技術を基盤とした「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す。2020年、第4回ジャパンSDGsアワード SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞。
参照:PRTIMES より