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SDGsレポートとは?SDGsレポートを書くポイントとは

企業・経営
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SDGレポートとは

昨今SDGsに取組む企業が増えましたが、その報告についてはまだ手探りで悩む企業が多く統計上もレポートできていない企業が多いようです。

企業が環境や社会への貢献を表すCSRレポートが主流ですが、ステークホルダーがSDGsに興味を抱くようになった今後は、企業がどのSDGs目標に取り組んでいるかがわかり、企業が目指す将来が理解しやすいSDGレポートが主流となりそうです。

SDGレポートとは、企業の報告でSDGsに特化したもの。国際的課題であるSDGsに沿った目標を立て、取組むことにより、どれだけ環境や社会に配慮しているかをステークホルダーに対し宣言し報告するものです。

日本でも大企業を中心に2018年頃からSDGレポートが増えてきています。

国際的コンサルタントのKPMG の2018年の調査によると日本の大企業のレポート率は46%に留まっています。以下はKPMGによる調査のPDFです。

https://assets.kpmg/content/dam/kpmg/cl/pdf/2018-02-kpmg-chile-advisory-sustainability-sdg.pdf

世界の大企業250社のSDGレポート状況(2018年)

国名レポート率
ドイツ83%
フランス63%
イギリス60%
日本46%
アメリカ31%

業界別SDGレポート状況(2018年)

業界レポート率
ユーティリティ(電気・水道・ガスなど)58%
自動車58%
小売57%
テクノロジー・メディア・通信56%
医療47%
金融37%
製造・金属30%
石油・ガス28%

良いSDGレポートを作るポイント

良いSDGレポートを作るポイントは、企業などが取組む際に指針となるSDGコンパスの5つのステップに沿ったものりなります。

国際的コンサルタントのKPMG によると大きく3項あり、それぞれ3小項目のポイントがあります。

1.SDGsを理解する

レポートは、SDGsで行動を起こすためのビジネスケースを示していますか?

レポートはステークホルダーなどに、会社のSDGs活動がビジネスリスクと機会の徹底的なアセスメントに基づいていることを納得させる必要があります。
そうすることで、企業はSDGs活動が適切に計画され、その活動に関連し整合しているという確信を生み出すことができます。

代表がSDGsについて語っていますか?

レポートは、企業の長期戦略の一環として、SDGsに対するリーダーがコミットメントする必要があります。 代表のメッセージでSDGsについて議論することは、重大な地球規模の課題に対し会社の方向性を示すだけでなく、SDGsに対する会社の行動が組織の最上部から推進されていることを明確に示します。

SDGsに対する影響を評価していますか?

レポートでは、企業がSDGsに与えるプラスとマイナスの影響を明確に伝え、企業が地球規模の課題にどのように貢献しているか、またそれらの解決にどのように役立っているかを示す必要があります。 透明性は信頼につながります。企業がその影響を完全に理解していることを実証しない場合は信頼性を欠く可能性があります。

2.優先課題を決め順位をつける

レポートに優先するSDGsを特定していますか?

レポートでは、企業がビジネスとステークホルダーに最も関連性があり、最も影響を与える可能性があると考える特定のSDGsを特定する必要があります。企業は、「実際」および「潜在的」に最大の影響を与えることができる目標に行動を集中することが推奨されています。

取組むSDGsの優先順位を決めた方法論を説明していますか?

レポートでは、企業が最も関連性の高いSDGsを特定し、アクションの優先順位を付けるために使用した方法論またはプロセスを説明する必要があります。 これを行うことで、すべてのステークホルダーは、企業が目標をどの程度包括的かつ信頼性を持って評価し、選択したかを知ることができます。

取組むべきSDGsの169のターゲットを特定していますか?

レポートでは、SDGsの根底にある国連の169のターゲットのどれがビジネスに関連しているかを開示する必要があります。
特定のSDGsの目標に焦点を当てることは、企業がSDGs関連のビジネスの優先順位をより明確に定義し、より効果的な行動を実行するのに役立ちます。

3.計測する

会社のSDGs活動の目標を開示していますか?

レポートでは、会社が設定したSDGs関連の活動目標を明確に特定する必要があります。
目標を設定することは、企業がグローバルなニーズを満たすことによって、ビジネス価値を高めることに真剣に取り組んでいることをステークホルダーに示します。 また、サプライヤーなどのビジネスパートナーを参加させて目標達成を共有することにより、ビジネスパートナーとの関係を強化することもできます。

「SMART」な目標を設定していますか?

企業は、開示する目標が「SMART」、つまり具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Achievable)、関連性があり(Relevant)、期限が定められていること(Time-bound)を確認し、SDGsにどのような影響を与えようとしているのかを報告する必要があります 。 「SMART」の目標を設定することにより、企業は説得力のある方法でSDGsの達成への貢献を測定、監視、伝達することができます。

進捗状況を測定するために会社が使用している指標が記載されていますか?

レポートでは、データを収集し、目標に対するパフォーマンスについてレポートするために会社が選択した指標を定義する必要があります。 適切な指標を定義することは、ビジネスの意思決定に焦点を合わせ、SDGs関連の活動のより良い管理をサポートします。
主要業績評価指標(KPI)に対して内部で進捗状況を測定およびレビューすることは、効果的な管理と継続的な改善の前提条件です。 進捗状況の指標にコミットすることは、より正確で一貫性のある比較可能なデータを生成するのにも役立ちます。これは、アナリストや投資家にとって特に役立ちます。

 

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